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凝縮系物質の超高速計測と新しい光機能の探索
物質の物理的性質を支配する電子、フォノンおよび素励起のダイナミクスはナノ秒以下の短い時間スケールの現象である。我々は超高速の時間分解分光やX線回折法を用いて、ピコ秒・フェムト秒スケールでのキャリア・スピン・フォノンおよび準粒子の超高速ダイナミクスの研究を行なっている。特に、半導体・超伝導体・強誘電体におけるフォノンの巨視的量子状態(コヒーレント状態やスクイーズド状態)の研究を行なっている。さらに、精緻に制御したフェムト秒レーザーパルスを用いることで巨視的量子状態のコヒーレント制御を行なうとともに、量子デコヒーレンスや古典量子境界に関する研究も行なっている。
学外の色々な研究室と共同で研究を進めています。